小満 komichi 集客支援のご提案
お客様に届く仕組みを、一緒につくる
Abstract(概要)
本提案は、シンプルに言うと以下の3ステップです。
- 小満の強みと、その価値を感じてくれるお客様像を明確にする
→ ターゲットを言語化して、誰に届けるべきかをはっきりさせる - そういう方たちとのタッチポイントを、自分だけでなく人の力も借りて作っていく
→ 森さんの人脈やパートナーを通じて、お客様候補と接点を増やす - Web上の最低限の着地点を整えておく
→ Googleマップ、Instagram、無料OTAなど、見つけてもらえる場所を用意する
広告費をかけずに、「あの人が勧めるなら行ってみたい」という信頼ベースの集客を目指します。
私のターゲット:
「ホームページが欲しい。予算は50万円未満で、そこそこの見た目のサイトがとりあえず欲しい」という方がメインターゲットです。
タッチポイントの作り方:
- 代理店さんと組む
- 起業家の育成支援事業をやっているところに顔を出す
- いろんな人と会ったり、食事に行ったりする
「WebやITのことで困ったら一旦山田に相談してみようかな」と思っていただけるように、まず第一想起を取りにいっています。これがいいのか悪いのか、正直まだわかりませんが(笑)
Web上の着地点:
紹介していただく方にも分かりやすいように、Webサイトや問い合わせ導線は綺麗に設計しています。加えて、雑誌の取材があれば出演するなど、信頼性を高める工夫もしています。
1. 集客の考え方 ― なぜ「パートナーと組む」ことが有効か
Webサイトの改善、SNSの運用強化、MEO対策(Googleマップで上位表示させる施策)…やらないよりはやった方がいいのは確かです。ただ、こうした施策はある程度の規模感と予算がある事業者が、すでに軌道に乗った集客をさらに加速させるための手段であることが多いと感じています。
小満は「豊後大野市の山間部にある、1組限定の一棟貸し宿」です。
- 大手旅館のように広告費を投下して集客するモデルとは少し異なるかもしれません
- 1日1組なので、少数の「本当に来たい方」に確実に届けば十分とも言えます
- Googleマップやじゃらんで「広く浅く」探してもらうより、「あの人が勧めるなら行ってみたい」という動機で来る方の方が、成約につながりやすい傾向がある気がしています
こうした点を踏まえると、小満に合う集客の仕組みとして、信頼できるパートナーとの相互紹介(リファラル※紹介・口コミによる集客のこと)という考え方があるのではないかと思っています。
相互送客のイメージ
森さんが信頼する人・団体が「うちのお客様に小満をおすすめする」
↔ 森さんも小満のゲストに「あの方のサービスをおすすめする」
お互いの顧客を紹介し合うことで、広告費をかけずに新しいお客様が来てくださる仕組みになります。
身近な例でいうと
たとえば保険業界では、高校野球チームの整体師と関係を築いている方がいます。一見つながりがなさそうですが、整体師は選手やそのご家族から絶大な信頼を得ています。その選手が卒業して大人になり、車を購入する。車には保険が必要になる。そのタイミングで整体師から「保険だったら知り合いがいるよ」と一言紹介があれば、ほぼ間違いなくそこで契約が決まります。
広告で見つけた相手ではなく、信頼している人からの紹介だからこそ成約率が高い。この構造を小満でもつくっていけるのではないかと考えています。
ただし、誰と組むかを考える前に、まず「どんな方に来ていただきたいのか」を明確にしておくことが大切です。
2. まず取り組むこと ① ペルソナの設計
パートナーを探す前に、「小満に来ていただきたいお客様像(ペルソナ※理想的なお客様の具体的なイメージ像のこと)」を複数パターン描いておくのがよいかと思います。ここが定まっていないと、誰と手を組むべきかも、何を発信すべきかも決めにくくなります。
ペルソナの考え方
まず抽象度の高いところ(例:「自然好きな人」)から始めて、少しずつ解像度を上げていく(例:「30代女性、都市部在住、ヨガに関心がある」など具体化していく)やり方がおすすめです。
例:「自然の中でゆっくりしたい方」
↓ この方はどういう傾向があるか?
- 年齢層は? 性別は? どこに住んでいる?
- 普段どんな仕事をしている? どんな生活をしている?
- 何にストレスを感じている? 何を求めている?
- 普段どんな情報源を見ている? 誰の言うことを聞く?
- 旅行先をどうやって選ぶ? 予算感は?
↓ このレベルまで解像度が上がると…
「この方は〇〇にいるから、△△と組めば届く」が見えてくる
ペルソナの仮説(たたき台)
打ち合わせの場で一緒にブラッシュアップできればと思いますが、事前に考えた仮説をいくつか置いておきます。
| # | 仮タイトル | 想定される人物像 |
|---|---|---|
| A | リトリート志向層 | 30〜50代女性。都市部(福岡・大阪・東京)在住。ヨガやマインドフルネスに関心があり、2泊3日で心身を整えるリトリート体験を探している。普段はヨガスタジオに通っている可能性が高い |
| B | オーガニック・自然食志向層 | 30〜40代女性。食に対する意識が高く、ベジタリアン・ビーガン対応の宿を探している。自然食品店やオーガニックマルシェに足を運ぶ層。「食」がきっかけで宿を選ぶ |
| C | インバウンド※訪日外国人観光客体験旅行者 | 欧米・オーストラリア等からの個人旅行者。「authentic Japanese rural experience」を求めている。Airbnb・Booking.comで「organic」「yoga」「countryside」等のキーワードで探す |
| D | 企業研修・チームビルディング※チーム力向上のための活動 | ウェルビーイング※心身の健康・幸福推進に関心のある企業の人事・総務担当者。少人数のチーム研修やリーダーシップ合宿の場所として、非日常環境を探している |
| E | 九州内の週末トリップ層 | 福岡・大分・熊本在住のカップルや友人同士。週末に自然の中でゆっくり過ごしたい。1泊2日で気軽に行ける距離感を重視 |
※上記はあくまで仮説です。実際に来てくださっているお客様の傾向を踏まえて、打ち合わせの場で一緒に精度を高めていければと思います。
個人的に感じている「手っ取り早い」アプローチ
上記のペルソナの中でも、個人的に一番現実的だと感じているのは、大分県内にいる、健康志向が高く比較的所得に余裕のある層へのアプローチです。
理由はシンプルで、県内であれば直接お会いできる機会がありますし、リファラル(紹介)も生まれやすい環境です。たとえば私の周りでも、ある程度余裕のある方は普段から湯布院の旅館にふらっと行ったり、近場で言えば熊本の黒川温泉あたりに足を運んだりしています。そういった方々にとって豊後大野は「さっと行ける距離」なので、小満の世界観を知ってもらえれば選択肢に入る可能性は十分にあると思います。
もちろん、これはインバウンドや東京・福岡からの集客を狙わないという話ではなく、取り急ぎ同時並行で進められる現実的なアプローチとして、こういった動き方もあるのではないかと考えています。
まずやるべきこと:ターゲットの深掘りと人脈の棚卸し※現在持っている資源を整理すること
ですので、最初のステップとしては、ターゲットとなりうる属性をしっかり深掘りしていくこと。そして、それが森さんご自身が「来ていただきたい」と思っているお客様像と合っていることを確認した上で、森さんが現時点でお持ちのアセット※資産・資源。ここでは人脈やつながりのこと(人脈やコミュニティとのつながり)を棚卸ししていくのがよいかと思います。
ここが整理できてくると、私や私の知り合いのネットワークもお力になれる場面が出てきます。ターゲットが明確でないとご紹介のしようがないのですが、「こういう方に届けたい」が見えていれば、それに合った方をお繋ぎできる可能性があります。
3. 次に取り組むこと ② パートナー開拓と相互送客※お互いのお客様を紹介し合うことの仕組みづくり
ペルソナが固まったら、次は「その方たちとの接点を持っている人・団体」を探して、相互にお客様を紹介し合う関係をつくっていく流れがよいかと思います。
パートナー候補の考え方
森さんがすでにお持ちの活動やつながりの中に、相互送客の可能性があるのではないかと考えています。いくつか例を挙げてみます。
| 森さんの活動・資産 | つながりうるパートナー像 |
|---|---|
| ヨガ講師としての活動 | 都市部のヨガスタジオ・講師。「自分の生徒をリトリート※日常から離れて心身をリフレッシュする宿泊プログラムに連れて行きたい」と考えている講師もいらっしゃるかもしれません。森さんが場所とプログラムを提供し、講師が生徒を連れてくる形であれば、双方にメリットがありそうです |
| 酵素ソムリエ / 酵素風呂開業支援 | 開業を支援した酵素風呂サロンの経営者。サロンに小満のチラシを置いてもらう、サロンのお客様向けに酵素風呂&ヨガの体験ツアーを企画するなど、いろいろな形が考えられます |
| 手しごと商会 | クラフト・手仕事系のイベント主催者やマルシェ出展者。ものづくりに関心のある層と小満の世界観は親和性が高いのではないかと思います |
| 豊後大野での20年の地域人脈 | LAMP豊後大野、cocomio、地元の飲食店・体験事業者など。エリア内で「宿泊は小満、アクティビティはLAMP」のように相互に案内し合う関係がつくれると理想的です |
| Airbnb Guest favorite※Airbnbのゲストお気に入り認定の実績 | インバウンド向けツアーオペレーター※旅行手配会社。大分のオーガニック体験コースの一環として小満を組み込んでもらうといった形も可能性としてあるかもしれません |
パートナー探しには「紹介」が有効です
こうした協業の相手は、Webで探すよりも、知人からの紹介(リファラル)で見つかるケースが多い印象があります。森さんがすでにお持ちの人脈の中にも、お互いのお客様を紹介し合える方がいらっしゃるかもしれません。
私自身も大分県内の事業者コミュニティに所属していますので、そこからのご紹介も含めてお手伝いできればと考えています。
4. 同時並行で進めること ③ 無料チャネルの整備
パートナーとの関係づくりを進めると同時に、費用がかからない範囲で「見つけてもらえる場所」を整えておくことも大切だと考えています。紹介された方が検索した時に、きちんと情報が出てくる状態にしておくためです。
Googleビジネスプロフィールの整備
- 施設名・カテゴリの最適化(「小満 komichi |一棟貸しリトリート宿」等)
- 営業時間・予約方法・電話番号・WebサイトURLの正確な設定
- 施設写真を20〜30枚追加(外観・内装・食事・周辺環境)
- 宿泊ゲストへのレビュー依頼の仕組みづくり(QRカード等)
Googleのレビューが充実すると、紹介された方がまず検索した時の信頼感が大きく変わってきます。
無料で登録できるOTA※オンライン旅行代理店(Online Travel Agent)への掲載
- じゃらん・楽天トラベル等、掲載費が無料のプラットフォームへの登録検討
- 「豊後大野 宿泊」で検索した際に表示される状態をつくる
成果報酬型※予約が入った時のみ手数料が発生する仕組みのOTAであれば、固定費のリスクなく露出を増やせます。
自社サイトの予約導線※予約までの流れ・経路確認
- 料金表・空室カレンダー・予約フォームが明確に設置されているか
- 紹介やリピートで来る方が、Airbnb等を経由せず直接予約※予約サイトを経由しない直接の予約できる導線があるか
パートナーからの紹介客やリピーターが直予約できれば、プラットフォーム手数料を抑えられる可能性があります。
5. Instagramについて
Instagramの更新も、同時並行で進めていただけるとよいかと思います。ただし、現時点では外注ではなく森さんご自身での発信の方が合っているのではないかというのが私の考えです。
小満の価値は「森さんの暮らしそのもの」だと感じています。代行で作った投稿よりも、森さんの日常の一コマ、季節の食材、里山の風景、ヨガの時間…そうした素朴な発信の方が、小満の世界観に共感する方には届きやすいのではないかと思います。
発信の目安
- 週2〜3回、無理のない頻度で
- 完璧な写真でなくてOK。日常の延長線上で
- ストーリーズも活用(気軽な日常の共有に向いています)
- ハッシュタグは「#リトリート」「#一棟貸し」「#豊後大野」「#オーガニックライフ」等、検索される可能性のあるものを
6. 補助金について
上記の施策にかかる費用は、国や自治体の補助金を活用できる可能性もあります。ご関心がございましたら、活用できそうな制度の情報提供はさせていただきます。また、専門家(行政書士・中小企業診断士等)のご紹介については、一度パートナーに相談させていただいた上でご案内できればと思います。
また、以下のような無料支援制度もございますので、併せてご活用いただけます。
- 豊後大野市商工会(経営相談・補助金申請支援)
- 大分県よろず支援拠点(無料経営相談)
- ミラサポPlus(中小企業向け支援情報検索)
具体的なTodoリスト
本提案書の内容を実行に移すための、具体的なタスクリストです。優先度順に並べています。
【優先度:高】まず取り組むべきこと
Todo 1:ペルソナ(ターゲット)の解像度を上げる
- □ 既存ゲストの傾向を分析する(過去の予約データから、どんな方が来ているか整理)
- □ 「本当に来てほしいお客様」を3〜5パターン具体的に描く
Todo 2:森さんの人脈・アセットを洗い出す
- □ 森さんの活動・つながりをすべてリストアップする
- ヨガ講師としてのつながり
- 酵素ソムリエ・酵素風呂開業支援先
- 手しごと商会の関係者
- 豊後大野での20年の地域人脈(LAMP、cocomio、飲食店等)
- Airbnbでつながったゲストやホスト仲間
- □ パートナー候補ごとに「どういう関係性をつくれるか」を考える
【優先度:中】同時並行で進めること
Todo 3:Googleビジネスプロフィールの最適化
- □ 施設名・カテゴリを最適化する(例:「小満 komichi |一棟貸しリトリート宿」)
- □ 営業時間・予約方法・電話番号・WebサイトURLを正確に設定する
- □ 施設写真を20〜30枚追加する(外観・内装・食事・周辺環境)
- □ 宿泊ゲストへのレビュー依頼の仕組みをつくる(QRカード作成等)
※2025年11月の最新調査で、レビューの重要性が2位に上昇し、営業時間がランキングに直接影響するように変更されました[6]。プロフィール情報の正確性と一貫性が最も重要です
Todo 4:無料OTAへの掲載(国内・海外)
- □ 国内OTA:じゃらん・楽天トラベル等に登録する
- □ 海外OTA:Booking.com、Expedia等に登録する(インバウンド対策)
- □ 「豊後大野 宿泊」で検索した際に表示される状態をつくる
※すべて成果報酬型(予約時のみ手数料発生)。Booking.comは基本手数料約15%(プリファード参加で18%、プリファードプラスで20%)[1]、Expediaは基本手数料12〜18%(特別プログラム利用で最大25%)[2]。固定費なしで露出を増やせます
Todo 5:自社サイトの予約導線確認
- □ 料金表・空室カレンダー・予約フォームが明確に設置されているか確認
- □ 紹介やリピートで来る方が、Airbnb等を経由せず直接予約できる導線を整える
※パートナーからの紹介客やリピーターが直予約できれば、プラットフォーム手数料を抑えられます
Todo 6:SNS運用とUGC活用
- □ Instagram:週2〜3回投稿。宿泊者の投稿(UGC※ユーザー生成コンテンツ)を積極的にリポストする
- □ TikTok:短尺動画で施設の魅力を発信。マイクロインフルエンサーとのコラボも検討
- □ YouTube:施設紹介やリトリート体験の様子を長尺動画で配信(余裕があれば)
- □ UGC促進:宿泊者に「#小満komichi」でSNS投稿を促す仕組みづくり
※2026年現在、TikTok(国内ユーザー数4,200万人超[3])は若年層の旅行リサーチツールとして定着。2026年のトレンドは「空想から現実への回帰」で、リアルな宿泊体験を重視[4]。UGCは消費者の70%が購買前に参考にしており[5]、信頼性が高く予約率向上に直結します
進め方について
上記のアクションプランは、基本的に森さんご自身で進めていただくことも十分に可能です。ペルソナの設計、人脈の棚卸し、無料チャネルの整備など、ひとつひとつは特別難しいものではありません。
一方で、もしご希望があれば、アドバイザーのような形で週1回のミーティングを設けて、一緒に進捗を確認しながら進めていくといったことも可能です。
状況やタイミングによってお考えも変わるかと思いますので、まずはこの資料の内容をご覧いただいた上で、我々が入ることに価値を感じていただければ一緒に取り組ませていただきますし、ご自身で進められそうであればそれも一つのやり方だと思っています。
いずれにしても、お力になれることがあればお気軽にご相談ください。
参考文献・引用元
- [1] プライムコンセプト「【保存版・2026年1月更新】宿泊予約サイト(OTA)手数料一覧表」
https://prime-concept.co.jp/topix/detail.php?id=471 - [2] トリプラ「海外OTAを徹底解説|主要5社の手数料比較と導入時の注意点」
https://tripla.io/media_column/ota-commission-guide/ - [3] コムニコ「【2026年トレンド予測付き】2025年のTikTok企業投稿成功事例18選」
https://www.comnico.jp/we-love-social/best-tiktok-posted-case-2025 - [4] TORIHADA POST「2026年1月TikTokトレンド最新号!『現実への回帰』が鍵!?」
https://www.torihada.co.jp/media/2690/ - [5] マーケブック「【ホテル・旅館】SNS活用企業成功事例4選|口コミマーケティング・アカウント運用など」
https://trami.jp/markebook/hotel-snsmarketing/ - [6] デジタルレクラメ「【2025年-2026年】最新Googleマップ(MEO)完全攻略法」
https://www.digital-reclame.co.jp/blog/meo-optimization-start-guide/
※参考文献は2026年2月時点で取得可能な最新情報に基づいています。